新世言

 1月号 つづき
病の原因は生き方や心の姿勢に

 ストレスを引き起こす刺激(ストレッサー)には、物理的だけでなく、心
理的な刺激が占める割合が大きい。新潟大学大学院医歯学総合研
究所の安保徹教授は、「先進国の多くの病気は無理な生き方や心の
悩みからくるストレスが原因だ」と明言している。そしてストレスのよっ
て起こる反応には、高血糖と低体温が共通しているともいう。
 要は、病気を発症させるマイナスのストレスを起こさないようにすれ
ばいいのだ。であれば、医学的な予防だけでなく、生き方や心の姿勢
を扱う倫理的対応も重要になってくる。心の生活法則である「純粋倫
理」の視点からズバリ言おうーー「あーあ、いやだな」という思いを打
ち消すのである。
 仕事が辛い、人間関係が重苦しい、面倒なことが多い、夢も希望も
ない・・・・「ああ、いやんなっちゃう」。何か面倒な事が起こると、そう思
うように習慣化されている自分にまず気づこう。気づくことが切り替えの
第一歩となる。
 楽な仕事ばかりで、本当にやりがいがあるのか。
 嫌な相手は、自分の鏡ではないのか。
 面倒なことも丹念にやると、喜びを見出(みいだ)せるのを忘れている
のではないか。
夢や希望は外から与えられるもの、と思い込んでいるのではないか。
 そのように、まったく違った角度から考えなおしてみよう。腑に落ちる
ことが見つかれば、実行に移していけばいい。
 さらに、「いやだな」の思いをたちまち打ち消す妙薬のような言葉を処
方しよう。それはーー「ああ、おもしろいな」である。この言葉を口にす
ると、みるみるうちに状況が変わってしまう。
 高杉晋作の辞世の句と伝えられる「おもしろきこともなき世を(に)おも
しろく」ではないが、心の持ち方ひとつでこの世が面白くなったりならな
かったりするのが、まことにおもしろい。                                        
 ストレスを嫌わないようにすよう。先に述べたように、ストレスにも生体
の適応力を高めるプラスのストレスもあるのだ。マイナスのストレスもプ
ラスに転化できる。
 「ストレスが多くて・・・・」と言うとき、自分を高める糧となるストレスが多
くて有り難いと、顔が晴れるようになりたいものである。

           新世言 1月号
                倫理研究所理事長  丸山 敏秋 
    


 






コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

calendar

S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< September 2019 >>

selected entries

categories

archives

links

profile

書いた記事数:72 最後に更新した日:2018/07/11

search this site.

others

mobile

qrcode